学び、成長し、次代に繋ぐ。
育成の連鎖が確かな実績を生む。学び、成長し、次代に繋ぐ。育成の連鎖が確かな実績を生む。
育成の連鎖が確かな実績を生む。
1999年入社
T.K
土木工事部
入社以来、土木の現場一筋に歩んできたベテラン社員。統括所長として常に複数の工事を管理し、「新入社員の登竜門」と言われるほど育てた新人は多い。ゴルフ、釣り、サッカーなど趣味も多彩で、プライベートでも若手とのコミュニケーションを深めている。
経験を重ねて統括所長に。複数の現場に目を配り、同時に部下も育てていく。
入社して22年目になりました。ずっと土木工事部に所属し、海の仕事や山の仕事など、いろんな現場で構造物をつくってきましたが、いちばん多く携わってきたのは道路工事です。4年目に1級土木施工管理技士の資格を取得してからは、所長として現場管理を行うことが多くなり、3年前には統括所長になりました。これは自分が所長として現場を管理すると同時に、他の所長の上長として複数の現場をサポートする立場です。同時に管理するのは自分の現場を含めて多いときで5~6件ほど。同じプロジェクトの現場で複数の工事が進行していることが多いので、それをまとめて管理しています。まだ統括所長としての経験は浅いので、かつて自分のサポートをしてくれた上長の仕事ぶりを思い出したり、他の統括所長のやり方を参考にしたりして、部下の指導にあたっています。
任せられることで鍛えられた自ら考える力、状況を簡潔に伝える力。
今、人を育てる立場になって思い出すのは、かつて自分を育ててくれた上長たちの姿です。4年目で初めて所長になったときの統括所長は「現場の施工はお前に任せた」と、ほとんど現場事務所にこもって書類作業をしていました。問題が起きて対処を聞きに行っても「どうすればいいですか」と尋ねるだけでは答えてくれず、「お前はどう思っているんだ」と必ず意見を求められる。質問の前にまず自分で考えるようになったのは、そのときからです。直接会う機会が少なく、ほとんど電話のみで指示を出す上長もいました。質問するにも、電話なのでまず現場の状況を簡潔に伝えることから始めないといけない。そんな上長に鍛えられて報告・連絡・相談の能力を養いました。私も部下に対しては、質問は歓迎だけどしっかり自分の意見を持ってから尋ねなさいと伝えています。
携わった仕事が評価され、表彰を受けたことが、大型物件の受注につながった。
2021年3月、「清水立体尾羽第1高架橋下部工事」で橋脚3基を構築する工事が竣工し、国土交通省中部地方整備局の「局長表彰」を受けました。工程管理や品質管理などが全般的に評価されたものですが、これは国土交通省のなかで最も格の高い表彰で、私がこれを受けたのは今回で二度目です。そのあとすぐ、次の仕事として、7月から始まる中日本高速道路の「東名高速道路 小柳津高架橋西地区支承取替工事」の関連で2本の工事が受注できました。2つで約26億円という、私にとっても経験のない大規模工事で、今はその準備を進めているところです。こういう実績は入札で評価されて次の案件につながっていきます。いい仕事をすることが、次の仕事を生み出していくわけです。
ICTの活用にとどまらない。必要なら自分たちで検討し、新しいシステムを開発する。
現在は土木の現場でもICTの活用が急速に進んできました。たとえば3次元測量アプリやドローンを活用すれば、測量の時間と手間が大幅に削減できます。実は7月から始まる工事でもICTを活用した新しい試みを始めます。工事は東名高速の道路部分と、それを支える橋脚の間にある“支承”という部材を取り替えるというもの。取り替える間はジャッキで上の床板を支えるわけですが、不具合が起きていないかを日々チェックする必要があります。現場まで行って確認するのは手間ですから、協力会社とタイアップして、手元のパソコンやスマホで状態の監視ができるシステムを開発中です。これは今後さまざまな現場で活躍してくれることでしょう。私は生涯現場で働きたいと思っているので、そのためにも新しい技術や考え方は積極的に取り入れていきたいと思っています。
COLUMN
鈴与建設の上司と部下とは
建設会社の上下関係は「厳しい」というイメージが一般的かもしれません。しかし鈴与建設は、時には厳しく指導する場面もありますが、普段から会話をよく交わしますし、プライベートでも一緒に趣味を楽しんだり、会社のクラブ活動に参加したりと、とても良い距離感、良い関係を築けているのが特徴です。
後輩社員からのメッセージ
N.O
土木工事部/2014年入社
最初の上司が彼でした。仕事を教えるのも部下を転がすのも本当にうまくて、お手本のような現場監督であり先生でした。釣りやマラソン、時にはお酒と趣味の幅も広く、プライベートにおいても先生です。どれも勝てません。